中国の新浪ウェイボー上にアップされていた「白い恋人」と「東京ばな奈」。(掲載者より許可を得て転載)

 前回の記事「爆買の裏に隠された深刻な中国の病院事情」では、訪日中国人に需要が高い日本の医薬品と、その背景にある中国の病院事情等について説明しました。今回は、化粧品、医薬品と並んで人気が高まっている「お菓子」について紹介をしたいと思います。

中国人のイベントにはお菓子が欠かせない!

 日本人同様、中国人もお菓子が大好きです(もちろん個人差はありますが)。中国のスーパーへ行けば、棚に沢山のお菓子が並んでいますし、子供がお母さんに向かって「チョコレート買って、キャンディー買って」とおねだりをしている光景をよく見かけます。これは、日本でも中国でも同じですね。

 中国では季節のイベントでもお菓子は重要な役割を果たしています。最も有名なのは中秋節の時期に季節のお菓子として皆が口にする「月餅(げっぺい)」です。ちょうど今の時期になると、お互いに月餅をプレゼントします。月餅は安いものから高いものまでありますが、高いものになると包装も豪華で受け取る側の“面子”も大いに満足させることができます。

 また、春節(旧正月)や結婚式、赤ちゃんの誕生100日目(満月)など、人が集まるイベントでは招待された人たちはお祝いのお金(紅包、ほんぱお:hong bao)と合わせてお菓子の詰め合わせを持っていきます。

 クッキーの詰め合わせ、カップケーキの詰め合わせ、チョコレートの詰め合わせなどが代表的ですが、最近ではケーキ、菓子パン(中国の人にとって菓子パンはケーキです)などもよく見るようになってきました。

お菓子のファミリーパックはお呼ばれの際のお土産の定番