マット安川 注目を集める民主党代表選。いの一番で小沢さん擁立を直訴し続けていたのが、今回のゲスト・松木けんこうさんです。
日本の現状を見て、まずなによりも政策をしっかりまとめ、山積する問題を解決しなければならないのは明白です。松木さんは「小沢さんにはその力量も覚悟もある」と力説しました。
政治は結果責任。責任の取れない内閣は替えるべし
衆議院議員、民主党国会対策筆頭副委員長。大学入学と同時に衆議院秘書となる。(株)北海道通信社 取締役副社長、苗穂保育園 理事などを経て、2003年の衆議院選挙で初当選。現在3期目。(撮影・前田せいめい)
松木 今回は党内のケンカから代表戦になったのではありません。
いま円高、株安で、こんな時に何をやっているんだ、身内の争いなんかしている時じゃないだろうというお叱りも受けますが、党の代表選挙というのは2年に1度の決められたものです。たまたまそれがこの9月だったということです。
私が「小沢一郎出るべし」と思ったのは、現在の閣僚を好きだとか嫌いだとかいう話ではありません。
私は個人的には菅(直人首相)さんも好きです。ただ、政治というのは結果責任です。残念ながら、今の内閣は何の責任も取らなかった。執行部が結果責任を取れない人たちだったことが明らかになりました。
安倍(晋三)元総理でもしっかりケジメは取っているわけです。それは当然のことで、日本の普通の慣わしでもある。
民主党は今回の参議院選挙の結果に関しては、本来やるべきことから逸脱してしまった。これはやはり巻き直していかなければならないと思います。
3カ月で首相が代わったらよくないとか、諸外国からバカにされるとか言われます。でも、それを乗り越えて日本はやってきました。過去には60日間で終わった総理大臣もいます。
日本はそんなどうにもならない国だと諸外国から思われているとは決して思いません。総理大臣が辞めることによってそう思われるなんて、そんな細かいことじゃないですよ。日本という国は今までの歴史と伝統があるんですから。