米アマゾン・ドットコムは7月28日、電子書籍リーダー端末「キンドル(Kindle)」の新モデルを発表した。これまでよりも約20%小さくて15%軽いが、ディスプレイは6インチ型と同じ。コントラストを向上させ、明るい陽差しの中でも見やすくしたという。
新たに139ドルの廉価版を投入
アマゾンの電子書籍端末キンドル(写真は「キンドル2」)〔AFPBB News〕
ページ切り替えの速度を20%高め、バッテリーの持ち時間は最大1カ月と、これまでの2週間を大幅に上回る。保存容量は従来の2倍となり、約3500冊の書籍コンテンツを収められる。価格は従来と同じ189ドルだ。
この新モデルは、第3世代(3G)回線のほか、新たに無線LAN(Wi-Fi)接続機能も搭載した。アマゾンは同時に無線LANのみに対応したモデルも発表しており、そちらは139ドルで販売する。
新モデルはいずれも同日に事前予約を開始し、1カ月後の8月27日から世界170の国、地域に向けて出荷する。
これらの値付けには根拠がある。
バーンズ&ノーブルの電子ブックリーダー「ヌック」〔AFPBB News〕
アマゾンは6月、この6インチ型のキンドルのj従来モデル価格を259ドルから189ドルに値下げしている。ライバルの米バーンズ&ノーブルが「ヌック(NOOK)」を199ドルに値下げしたのを受け、即日対抗価格を発表した。
この時、バーンズ&ノーブルは新たに無線LAN対応の廉価モデルを発表し、その価格を149ドルとした。つまり今回アマゾンはバーンズ&ノーブルのこの廉価版に対抗する製品を出し、価格はいずれもバーンズ&ノーブルより10ドル安くしたというわけである。
アイパッドとは一線を画す製品戦略
アマゾンはこの7月に入って、キンドルの大型モデル(9.7型)「キンドルDX」の新製品も発表。こちらは従来の489ドルから約2割安い379ドルにしており、端末の低価格化を進めている。
米ウォールストリート・ジャーナルは同日付の記事で、電子書籍端末の市場は活況を呈し、競争はますます激化してきたようだと報じている。
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