以前書いたゲームの祭典E3(参照:「コンテンツを解体して更に成長を目論むディズニー」)。ディズニーのINFINITY以外にもうひとつ、会場でよく聞かれたクラウドゲームという言葉も気になった。OUYAというベンチャー企業が会場外でゲリラ展示をしていたし。

クラウドゲームの持つ可能性

 クラウドゲームとは、タブレット端末やPCをインターネットに接続し遊ぶゲームのこと。家庭用ゲーム機が行うデータ処理をクラウド側でするので、どんな機器でも複雑なゲームができる。

 来年発売される予定のプレイステーション4など家庭用ゲーム機を買わずにゲームをプレイできるのがユーザーメリットである。

 クラウドゲームでどんなジャンルが流行するのか? 新たなスタートアップ企業が生まれるのか? そんな個々の業界事情も楽しみだが、私はクラウドゲームを新たな映像コンテンツを生み出す未来のテクノロジーと感じた。

 双方向コミュニケーションが必要なゲームプラットフォームがクラウド化しテレビスクリーンに溢れれば、より能動的な性格を帯びた映画やドラマが増えるのではないか。

 複雑で高度なデータ処理を行えるクラウドゲームのインフラはゲームというジャンルに留まらない新たなコンテンツを生む次世代プラットフォームとなる可能性を秘めている。

 今回は、そんなクラウドゲームの現状について、ゲームオタクな研究者“クニ”中村邦明氏に話を聞いてみた。