米アップルは6月7日、薄型で、ディスプレーの画質などを向上させた新型スマートフォン「アイフォーン4（iPhone 4）」を発表した。

薄くて強くて、きれいで、正面カメラも装備

アップル、新型携帯「iPhone4」発表 24日発売

アップル、新型携帯「iPhone 4」24日に発売〔AFPBB News〕

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　米国、日本、英国、フランス、ドイツの5カ国で同月24日に販売を開始するほか、9月末までに世界88カ国で発売する。米国における販売価格は16ギガバイト（GB）モデルが199ドル、32GBモデルが299ドル。

　大きさは現行の第3世代端末「3GS」とほぼ同じだが、薄さは約4分の3の9.3ミリ。強度の高いガラスとステンレスを筐体に採用し、この薄さを実現したという。

　ディスプレーの解像度は960×640ピクセルで現行モデルから4倍向上し、「これまで携帯電話に搭載された中で最も高い解像度」としている。

　また正面にはカメラを備えており、無線LANを介してビデオ会話をできるようにした。背面のメインカメラは500万画素で高品位（HD）ビデオの撮影が行える。カメラにはLEDライトを搭載し、暗い場所でフラッシュ撮影が可能になった。

　このほか、バッテリーの性能をこれまでに比べて40％向上させ、音声通話なら最大7時間、ウェブ閲覧なら最大6～10時間の使用が可能という。

OSの名称を「iOS」に変更、最新版を現行モデルに無償提供

　またアップルは、これまで「iPhone OS」と呼んでいた基本ソフト（OS）を「アイオーエス（iOS）」に改称したことを明らかにした。

　同OSがタブレット端末の「アイパッド（iPad）」や携帯メディアプレーヤー「アイポッドタッチ（iPod touch）」にも使われていることから、混乱を避けるため名前を変えたと説明している。