今回は、私の経歴について書いてみたい。

 日本経済新聞の名物コーナーに「私の履歴書」があるが、それをまねようなどと大それたことを考えているのではない。インターネットのフリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』に掲載されている「佐川光晴」に関する情報について2~3の訂正をしておきたいのである。

 まずは、当該の記事をそのまま書き写しておく。

佐川光晴(さがわみつはる、1965年2月8日-)は、日本の小説家。東京都出身、埼玉県志木市在住。神奈川県立茅ヶ崎北陵高等学校卒業、北海道大学法学部卒業。

 

経歴
北海道大学在学中(法学部、恵迪寮)にガセイ南米研修基金より奨学金を得て、1年間南米を漫遊。丸山眞男の弟子である松澤弘陽に学ぶ。大学卒業と同時に結婚、出版社に1年間勤務した後、1990年7月より大宮食肉荷受会社(さいたま食肉荷受会社)に勤務し、食肉処理場で働く。2000年「生活の設計」で第32回新潮新人賞を受賞して小説家デビュー。(以下、省略)

 

私生活
・本人(長男)と3人の妹と1人の弟と両親の7人家族だった。
・1-4歳までは新宿区下落合のアパート、4-18歳まで茅ヶ崎市の公団住宅で暮らす。
・2012年現在、小学校教員の妻、小学3年と高校2年の息子と専業主夫として暮らす[1]。

 

脚注
1. プロムナード「我が家の居間」日本経済新聞2012年10月25日夕刊7面

 

 以上、今回のコラムに必要な事項のみ書き写した(「作品リスト」と「単行本未収録作品」の項目は割愛した)ので、興味のある方は実際にウィキベディアに当たっていただきたい。

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 私がパソコンを使用し始めたのは、当コラム「結婚のかたち」の連載を開始したのと同時だから、2009年4月のことである。小学校教員の妻が以前からデスクトップ式のパソコンで仕事をしていたので、当時中学2年生だった長男に頼んで「佐川光晴」用のメールアドレスを作成してもらった。また、基本的な操作も息子に教わった。