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ビッグデータは流行語扱いすべきでない

マーケティングの新しい時代へ(Cooking Big Data)

2012.09.25(火) 本間 充
    http://goo.gl/v5Ox9
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今年2月29日、公益社団法人日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会の会合で、私は今年の注力テーマとして「Cooking Big Data ~マーケティングの新しい時代へ」を宣言した。

 その後も、Big Data に関する考えはさまざななところで目にする。このキュレーションサイトで横山隆治さんが「ビッグデータ時代のチャンスとプライバシーリスク」を書いたり、ネットイヤーグループ社長の石黒不二代さんも「ビッグデータの革新性」(日本経済新聞 8月25日7:00配信)という記事を発表している。

 石黒さんの記事は、マーケティングの領域でビッグデータが有益なことを簡単に説明していて分かりやすい。私も、このビッグデータについては、前回「勘から客観判断へ、激変するマーケティングの世界」で書いたが、今回は、なぜビッグデータの活用を進めるのか、どうやって進めるのかをまとめてみたい。

「勘ピューター」から「コンピューター」へ

記者はもう要らない?データから記事を自動作成、米報道の最前線

米国では、コンピューターアルゴリズムを利用して自動生成された記事もある(2012年7月9日撮影)〔AFPBB News

 これだけコンピューターが普及した時代、このキュレーションサイトも多くの方が、コンピューターで読まれていることであろう。

 実はこのページを皆さんにお届けるためには、コンピューターが一生懸命、みなさんが気がつかない速度で演算をしている。HTMLでプログラムされたWebページをインターネットエクスプローラーのようなブラウザが理解し、コンパイルして画面表示を行っているのだ。

 このように、コンピューターの重要な特徴として、演算・計算の機能がある。そして、その能力は非常に高くなっている。

 プログラミング言語を知らなくても、エクセルのようなソフトを買えば、計算やシミュレーションが可能である。また、このようなソフトも Apache OpenOffice(アパッチ オープンオフィス)のように、もはや無料でも導入可能になった。

 ところで、マーケティングに携わっている人は、コンピューターに何か計算させた経験はあるだろうか? もちろん、売り上げや予算の集計に使ったという人は多いだろう。

 では、マーケティングプランの判断にエクセルを使った人はどうだろう? まだ、自分の頭脳の中の勘に頼ることが多いのではないだろうか。

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本間 充 Mitsuru Honma

 

1992年、花王に入社。1996年まで、研究所に勤務。研究所では、UNIXマシーンや、スーパー・コンピューターを使って、数値シミュレーションなどを行う。研究の傍ら、Webサーバーに遭遇し、花王社内での最初のWebサーバーを立ち上げる。1997年から研究所を離れ、本格的にWebを業務として取り組み、1999年にWeb専業の部署を設立した。花王のWebを活用したマーケティングに取り組み続け、現在は、デジタルコミュニケーションセンター 企画室長を務めている。新しいWebのコミュニケーションの検討・提案や、海外花王グループ会社のWeb活用の支援、またB2B領域のサイトの企画まで、広く花王グループのWebのコミュニケーションに関わっている。Ad Tech Tokyo 2009, Ad Tech Singapore 2010等でも講演。

社外においては、公益社団法人・日本アドバタイザーズ協会 Web広告研究会の代表幹事を、2011年から務めている。
北海道大学卒業、数学修士。日本数学会員オープン・モバイル・コンソーシアム メンバー

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