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ビッグデータ時代のチャンスとプライバシーリスク

リスクを意識しすぎては大きな利益を逃す

2012.05.25(金) 横山 隆治
    http://goo.gl/v5yMn
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フェイスブック、プライバシー・ポリシーをさらに手直しでプライバシー擁護派に配慮―批評家らはIPO直前の変更は時期的に危ないと懸念』(COMPUTERWORLD)

 フェイスブックに限らず、グーグルも同じようにプライバシー問題を抱えている。サービスごとに取得したデータを統合することへの懸念が表明されている。

 特にフェイスブックのそれは、「ソーシャルグラフ」と言われるソーシャル空間上の人と人の関係値のデータもあるのではないかと、よりセンシティブな話になるのかもしれない。

■Facebookが収集している個人情報

 世の中はビッグデータブームである。確かに従来は考えられなかったデータ容量の蓄積とコンピューティング能力が、マーケティングを劇的に変えようとしている。

 しかし、ビッグデータ処理がもたらすであろう果実を手に入れるには、2つのハードルがあるようだ。

 1つは、ビッグデータ処理をするスペックのあるシステムはあっても、肝心なマーケティング設計をするスキルのある人材がまだいないこと。そしてもう1つは、このプライバシー問題である。

 データに購買履歴などの情報が含まれることで、そうしたデータを使うことがユーザーの抵抗感を醸成しないかという議論である。

 企業にとっても、ボタンを掛け違うとリスクを背負いかねないクリティカルな問題である。しかしだからと言って、ビッグデータを活用した次世代型のマーケティングは何としても取り組みたい。

 大きなチャンスとリスクがあるなかで、個人情報問題を正確に認識する必要がある。 

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横山 隆治 Ryuji Yokoyama

 

1982年青山学院大学文学部英米文学科卒。(株)旭通信社入社後、ビール、飲料、食品などのマス広告ブランドを多数担当。96年DAC設立に参画。DAC代表取締役副社長を経て、06年(株)ADKインタラクティブ代表取締役社長。現在(株)デジタルインテリジェンス代表取締役。ネット広告黎明期からその理論化、体系化に務める。著書に『インターネット広告革命』、『次世代広告コミュニケーション』、『トリプルメディアマーケティング』ほか多数。

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