グーグルとアマゾンがネット住所巡って争奪戦

ドメイン名の申請件数、2社で177件

2012.06.15(金) 小久保 重信
    http://goo.gl/W7UuE
1
nextpage

インターネット上の住所にあたるドメイン名を管理する国際機関、ICANN(アイキャン)は13日、これまでに受け付けた新一般トップレベルドメイン(gTLD)の申請リストを公開した。

ICANN、「.sex」「.pizza」など申請があったトップレベルドメインを発表

ICANNのロッド・ベックストロム最高経営責任者(CEO)〔AFPBB News

 これにより米グーグルや米アマゾン・ドットコムといったネット企業が多くのドメイン名を要望しており、それらには企業間で重複しているものが多いことが分かった。

 ICANNが受け付けた申請件数は1930件でそのうち重複は約200件あった。

 グーグルの申請件数は101件、アマゾンは76件で合わせて177件。全体のほぼ1割を占めている。とりわけ両社の申請には一般的な名称が多く含まれていた。

「.canon」や「.apple」で企業ブランド統一

 トップレベルドメイン名は、ウェブサイトや電子メールのアドレスの末尾に付く文字列のことで、.jpのような国・地域別ドメイン「ccTLD」と、.com、.netのような分野、用途別の一般ドメイン「gTLD」がある。

 このうち後者のgTLDについてICANNは昨年6月に自由化を決め、今年の1月12日から法人に限定して申請を受け付けていた。

 この申請リストを見ると、キヤノンによる「.canon」、日産自動車による「.datsun」、米アップルによる「.apple」などがあり、NHK(日本放送協会)も「.nhk」を申請している。

 こうしたドメイン名は、企業のブランド統一に役立つと言われており、例えばアップルであれば、「iphone.apple」「ipad.apple」「mac.apple」といったブランド展開ができるようになる。

 またキヤノンなど国際的なブランドを展開する企業は、これまでの「canon.com」のようなドメイン名に比べ、ブランドがより直感的に理解、認知されると期待している。

1
nextpage
  • PR
  • PR
新着記事
MORE
BackNumber
MORE
ArticleRanking

ニューズフロント社長。1961年生まれ。翻訳者、同時通訳者を経て、1998年から日経BP社のウエブサイトでIT関連の記事を執筆し始めた。 2000年にニューズフロントを設立。英語力の豊かなIT専門記者を育成すると同時に、独自に海外ニュースの速報事業を展開している。2003年に国内ニュースの配信にも進出した。

IT最前線

刻一刻と変化するITの世界。米国だけでなく世界中で起きている最新の情報を海外の有力メディアからピックアップし、この世界に詳しい筆者が鋭い分析を加えてお送りする。

>>最新記事一覧へ