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革命前夜を迎えた広告業界、準備すべきことは?

古いタイプはもはや通用しない、人材育成を急げ

2012.05.10(木) 横山 隆治
    http://goo.gl/iJmwr
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 ネット上のコンテンツをキュレーションしながら、記事を書いてほしいということなのですが、初回は自己紹介も兼ねて、僭越ながら筆者自身のブログから話を始めさせていただきたいと思います。

業界人間ベム」~CRMから新規顧客獲得としての広告を考える~

 さて、私が広告業界に入ったのは1982年なので、今年で丸30年経ちました。そしてその30年のちょうど半分ずつが、マス広告中心の15年と、インターネット広告をほぼ一から立ち上げてきた後半15年とに分かれます。

 1982~95年の間には十数本のテレビCMの制作に関わってきました。広告会社の営業のいわゆるアカウントプランナーとして、コミュニケーション開発(表現戦略、メディア戦略構築)に始まり、プロモーションイベント、消費者キャンペーン、商品開発、TV番組企画制作、映画タイアップ、ダイレクトマーケティング事業開発など本当に幅広いマーケティング施策に関わることができました。

 その後インフォシークの日本導入に関わり、ネットのメディアレップ、D.A.コンソーシアムの代表取締役として、日本のネット広告に黎明期からずっと関わってきました。

 業界団体が発行する用語集や新人研修テキストもずいぶん書いてきました。そしてアドサーバーなどのテクノロジーと向き合うことで、コミュニケーションコンセプトやアイデアといった右脳系思考とインターネットテクノロジーの左脳系思考を交差させることになりました。

 さらにメディアレップからエージェンシーとして広告主と直接インターフェイスすることになって以来、ますますマスとデジタル、右脳系と左脳系の経験があるマーケティングコンサルとしての立ち位置が明確になってきました。

 いまマーケティングは大きく変容しています。Above the Line(アバブ・ザ・ライン)*1 とBelow the Line(ビロウ・ザ・ライン)*2は、従来どう繋がっているかが全く把握できなかったので、分離されていました。

*1: マスメディア中心の広告宣伝、*2: マスメディア以外の媒体・DM・POPなどによる販売促進

 簡単に言うと、「広告」と「販促」は別次元でした。

 しかしダイレクトマーケティングがEC(電子商取引)というネットでの販売チャネルを持って、広告認知から購入、リピートまでをすべて捕捉できるマーケティングになったことで、CRMの延長線上に顧客化の可能性の高い対象に広告を出すという仕組みができつつあります。

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横山 隆治 Ryuji Yokoyama

 

1982年青山学院大学文学部英米文学科卒。(株)旭通信社入社後、ビール、飲料、食品などのマス広告ブランドを多数担当。96年DAC設立に参画。DAC代表取締役副社長を経て、06年(株)ADKインタラクティブ代表取締役社長。現在(株)デジタルインテリジェンス代表取締役。ネット広告黎明期からその理論化、体系化に務める。著書に『インターネット広告革命』、『次世代広告コミュニケーション』、『トリプルメディアマーケティング』ほか多数。

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