スマートフォンの「アイフォーン(iPhone)」やタブレット端末「アイパッド(iPad)」にダウンロードしてサービスや機能を拡張するアプリの市場が順調に拡大しているようだ。

品揃え、55万種以上に

iPhoneに接続するだけで放射線量を測定、三和製作所が開発

販売が好調な「アイフォーン4S」〔AFPBB News

 米アップルは3月3日、同社のアプリ配信サービス「アップ・ストア(App Store)」における累計ダウンロード件数が250億件を突破したと発表した

 同社がアップ・ストアを開始したのは2008年7月なのでサービス開始から4年足らずで250億の大台に乗せたことになる。

 アップ・ストアの累計ダウンロード数はサービス開始後1年の時点で15億件だったが、その年の9月になると20億件、翌年1月には30億件と加速し、昨年1月は100億件を超えた。サービス開始から3年後の昨年7月には150億件、そして昨年12月に180億件を超えていた。

 当初わずか500種余りしかなかったアプリの数は今では55万種以上ある。昨年12月にはブラジルなど中南米でもサービスを開始し、現在はほぼ140カ国でサービスを提供、1カ月当たりのダウンロード件数は10億に上っている。

グーグルも100億件突破、1カ月10億件のペースで増加中

 一方米グーグルもモバイル基本ソフト(OS)「アンドロイド(Android)」向けに同様のサービス「アンドロイド・マーケット(Android Market)」を提供しているが、こちらは昨年12月に100億件を突破した。

 グーグルはアップルに3カ月遅れてサービスをスタートしたが、2年後には10億件に達し、ほぼ3年後の昨年7月時点で60億件に到達した。アンドロイド・マーケットは特にここ最近の伸びが加速しており、昨年の後半だけで60億件を達成した。

 つまりアップル同様、1カ月当たり10億件のペースで伸びたことになる。