以下はサマリー動画です。本編動画(21分41秒)はコチラから。
トヨタグループの1社である機械・自動車部品製造会社のジェイテクト。同社は2019年度に最終赤字に陥ったが、収益改善、関係会社統廃合、欧米の構造改革といった経営体質の強化を推進した結果、2020年度には最終黒字となり、その後インフレの逆風の中でも3年連続の増収増益を実現している。

そんな変革の最中に前代表からバトンを引き継いだのが、現・取締役社長の近藤禎人氏だ。同氏は、社長就任後2ヶ月で「ビジネスモデルを受動型から能動型に転換する」と、2030年へ向けたビジョン「JTEKT Group 2030 Vision」を発表。このビジョンは、本動画インタビューにて語っている社長就任後最初に着手した「とある課題」が出発点となっている。
近藤氏は、1988年にトヨタ自動車に入社。ハイブリッド車(HEV)の生産技術を担当するなど長らく生産技術畑を歩み、2020年からは同社のモノづくり開発センター長を務めた。ジェイテクトとは入社以来35年間一緒に仕事をしてきたといい、だからこそ同社の課題もよく理解している。
「ジェイテクトは、非常に多くの固有技術を持っている会社です。しかしながら、祖業を中心に技術と商品との繋がりが1対1になっている。この特徴が現在のジェイテクトの課題だと考えています」
この課題を乗り越えるための核となる機能が、2025年1月から立ち上がった「ソリューション共創センター」だ。各事業の範疇でしか扱えていない技術を1つのテクノロジープラットフォームにまとめることにより、より顧客の潜在ニーズにソリューションレベルで応えられる体制を目指す。本動画では、「ソリューション共創センター」と連動して動かしていくという「テクノロジープラットフォーム」の具体的な仕組みについても解説している。
既存事業の強化にとどまらず、新規事業・新領域の開拓を目指すジェイテクト。近藤氏は、事業間のシナジーを生み出すためには、仕組みの構築だけではなし得ないと語る。「チャレンジが人を育て、人が新たなソリューションを目指す。この循環を回していきたい」と話す同氏が描く、変革を後押しする人材戦略とは。
社員に「Yes for All, by All!(みんなのために、みんなでやろう)」と伝え続けているという近藤氏。「全員活躍」を大切なキーワードの一つとして掲げる同氏が築こうとしている、ジェイテクトの新たな企業風土にも、企業変革を推進する上でのヒントが詰まっている。
【動画インタビュー視聴方法】
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<動画インタビュー内容>
- 社長に就任した背景
- 社長就任後、まず取り組んだ柱とは?
- ソリューションプロバイダーへの変革とは?
- ソリューション共創センターとは?
- テクノロジープラットフォーム 具体的な仕組み
- 人材戦略の中で大切にしたことは?
- これからのジェイテクト

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