第3回 採用改革フォーラム
基調講演「今おさえるべき採用戦略のアジェンダ ~最先端科学から見るポイントと解決への道筋~」
開催日:2024年3月14日(木)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
半世紀以上の歴史を持つ一大研究分野である人材採用戦略は、欧米を中心に発展を続けています。今回、最前線の研究成果を紹介しつつ、「いつまで企業は完全人を求めるのか」と問いを投げかけるのは、名古屋大学大学院 経済学研究科 准教授の鈴木智之氏です。
HSP(Highly Sensitive Person)と呼ばれるストレス耐性が低い人々は、長年、採用においてネガティブに評価されてきました。しかし現在では、「ストレス耐性が低い」からこそ活躍できる仕事があることが分かっています。一方で、職場で問題行動を起こしやすい「ダーク・トライアド(Dark Triad)」の研究も進み、これらの特性を持つ人々による功罪も分かってきました。本講演では、これらの最先端の知見を踏まえた、採用戦略のビジョンが語られます。
【TOPICS】
- 長年、採用基準の上位に位置付けられてきた「ストレス耐性」
- HSP(Highly Sensitive Person)とは何か
- HSPにおいて論じられる3つの「敏感さ」
- 美的感受性因子の特徴――ストレス耐性が低いからこそできること
- 職場を荒らす? 欧米で注目される「ダーク・トライアド(Dark Triad)」とは
- マキャベリアニズム・ナルシシズム・サイコパシー傾向――それぞれの定義と職場での姿
- ダーク・トライアドが生む職場での「非生産的組織行動」
- 経営層にはサイコパシーパーソナリティが多い――ダーク・トライアドが見せる別の顔
- 個々のポテンシャルを見極め開花させる独自の採用基準を