* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第12回 リテールDXフォーラム
特別講演4「J.フロントリテイリングにおけるリアル×デジタル戦略」
開催日:2023年6月28日(水)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
大丸松坂屋百貨店やPARCOを手掛けるJ.フロントリテイリング(JFR)は、中期経営計画の重点施策の一つに「リアル×デジタル戦略」を掲げ、リアル店舗を起点としたDXによる新たな商業モデル構築に取り組んでいます。同社執行役常務で、グループデジタル統括部長の林直孝氏は、「購買動向を理解し、いかにパーソナライズした提案ができるか」がカスタマーデータドリブン経営の出発点だと語ります。
林氏は百貨店とPARCOの統合データから、複数店舗を買い回る客の維持率と購買単価が、単独店舗のみを愛用する客と比べて2倍超に上ったとの分析結果を解説。購買動向を反映し、業務プロセスやライフタイムバリューを見える化した取り組みや、チャネル間の買い回りを促すeコマースなどの活用例を紹介します。
同社はこうした施策を支える「デジタルコア人財」に2職種を設定し、1000人を目標に養成を開始。Web3.0時代に向け、メタバースを活用した新ビジネス領域への参入など、老舗百貨店の新たな挑戦を林氏が解説します。
【TOPICS】
- JFRにおける「リアル×デジタル戦略」
- カスタマーデータドリブン経営の実践
- 顧客体験を向上させるパルコのDAPCサイクル
- ライフタイムバリュー向上の3つの「買い回り」指標
- 2つの「デジタルコア人財」の育成
- Web3.0時代に求められるショッピングセンターの役割
- リアル店舗における「リアル×バーチャル」の可能性
- GINZA SIXにゲームの世界を拡張する、リアルメタバース事例
- デバイスの進化がもたらすWeb3.0、メタバースの世界