* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第2回 取締役イノベーション
基調講演1 「サステナビリティ経営と取締役会の役割」
開催日: 2023年2月17日(金)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
「取締役会は独立した客観的な立場から取り組みを監督する必要がある」と語るのは、明治大学商学部教授の三和裕美子氏です。三和氏は、企業は自分たちが生み出したより大きな経済的影響や、雇用創出などを通じ、地域経済や地球環境に何をもたらしたいかを考えることが非常に重要であり、それこそが「サステナビリティ経営」であると指摘します。
サステナビリティをめぐる情報開示の流れも加速する中、サステナビリティ関連の取り組みは世界的に進んでいます。講演では、三和氏が社外取締役を務めるエーザイの独自の具体的な取り組みも解説されます。
現代の企業経営において、サステナビリティの取り組みは持続的成長の鍵といっても過言ではないでしょう。本講演では、三和氏がサステナビリティ経営とその監督という観点から、取締役会および独立社外取締役の役割について解説します。
【目次】
- 時代は「完新世」から「人新世」へ
- 2023年は日本における「サステナビリティ開示元年」
- 適切な開示を果たしていないとどうなるのか
- エーザイ独自の取り組み「hhcガバナンス委員会」
- ESG関連のKPIとPBRとの相関を統計的に見いだす
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「仏作って魂いれず」のサステナビリティ経営では意味がない