※本動画コンテンツは、2022年12月1日に配信したJBpress/JDIR主催「第15回DXフォーラム」の基調講演「妄想する頭 思考する手~人間拡張技術の提唱者が実践するアイディア創出法~」のアーカイブ配信です。

 新たなビジネス、テクノロジーを生み出すためには、常識や創造を超えたアイデアが必要です。人間拡張技術の提唱者であり『妄想する頭 思考する手 想像を超えるアイデアのつくり方』(祥伝社刊)の著者として知られる暦本純一氏は、そのためのキーワードとして「言語化」「インプット」「Pivot(ピボット:回転軸)」を挙げています。

 同氏は、思いつきを言語化する際は、特許出願の請求事項のような「Claim(クレイム)」という短い文章にすることで、アイデアの良しあしや課題の有無を判定できるようになると示唆します。短く明確に言語化することで、人にそのアイデアを評価してもらうのです。

 またアイデアを実現する上では、斬新な発想の一方で、緻密な技術による裏づけも欠かせません。暦本氏は「天使度=斬新な発想」と「悪魔度=技術的難易度」の2軸を持つマトリックスを示し、両者ともに高いアイデアをクレイム化することが重要だと語ります。

 そうした発想力の源泉となるのが、「インプット」です。より多くの知識や情報を自分の中に増やし、組み合わせて良しあしを見極め、時には方向転換(ピボット)を繰り返すことで、「天使度×悪魔度」を極大化して、素晴らしいアイデア創出につなげていくのです。

 本動画では、東京大学大学院情報学環教授、ソニーコンピュータサイエンス研究所副所長/フェロー/京都研究室室長の暦本氏が、アイデア創出に関する自らの経験をもとに、実践的かつ効果的な方法を伝授します。