※本動画コンテンツは、2022年9月20日(火)に開催されたJBpress/JDIR主催「第6回 マーケティング&セールスイノベーションフォーラム」の特別講演1「パイオニアにおけるメーカーがサービス事業化していくBtoBマーケティングのチャレンジ」のアーカイブ配信です。(役職等は講演時点のもの)
日本はこれまで「ものづくりニッポン」として、製造業に支えられてきました。しかし近年の市場や顧客ニーズの変化に伴い、製造業の企業はどこも生き残りが難しくなってきています。
世界に先駆けた技術でオーディオ市場を席巻してきた音響・車載機器メーカー、パイオニアも例外ではありません。同社は2010年代から業績不振が続き、2019年には上場廃止に追い込まれる苦境を経験。その挽回に向けて、同年10月に新たに社内カンパニー制を導入し、ものづくりや製品の販売を中心に行う「モビリティプロダクトカンパニー」に加え、データソリューション事業を行う「モビリティサービスカンパニー」を新設するなど、社内の変革に着手しました。そのかいあって徐々に業績は回復し、今や業界大手の存在感を取り戻しつつあります。
メーカーからの脱却を目指したモビリティサービスカンパニー立ち上げのリーダーシップをとったのは、それまでBtoBマーケティングで多くの実績を持つ石戸氏です。しかし、常に新たな商品開発が求められる製造業に、1つのサービスの継続的な改善が求められるBtoBサービスのビジネスモデルを取り入れるのは、容易ではありませんでした。そこで石戸氏はメーカーとしてのパイオニアの強みを生かしながら、新たなサービス業のビジネスを成功させるために、同社の中核となる強みの洗い出しや社内制度の見直しに着手。確実に実績を重ねながら、現在もさらなる高みを目指して取り組みを進めています。
本動画では、パイオニア モビリティサービスカンパニーのCCO 兼 CMOを務める石戸亮氏が、メーカーからソリューションサービス企業への変革を目指す同社のマーケティング戦略の方針や、組織構築に当たって重視したポイントなどを、具体的な事例とともに語ります。