※本動画コンテンツは、2022年3月25日(金)に開催されたJBpress主催「第7回 リテールDXフォーラム」の特別講演Ⅲ「アダストリア流DXのすすめ方~すべてはお客様とスタッフのワクワクのために~」の内容を再掲載したものです。
昨今のアパレル業界は、国内市場の縮小、コロナ禍による巣ごもり需要などにより、リアル店舗の多くが苦境に立たされています。しかし、「niko and…」など、30を超えるブランドをグループ全体で約1400店展開する株式会社アダストリアは、自社ECである「.st(ドットエスティ)」の好調などがあり、その勢いに陰りはありません。これは同社の取り組んできたデジタル戦略が功を奏した結果とも言えるでしょう。
同社のDX戦略は、顧客体験の変革と働き方の変革の2つが柱となっています。
前者はリアル店舗や自社ECをもっと楽しく魅力ある場所へと変革していくことであり、海外にも新たな顧客体験を提供していくことを目指して、事業の成長戦略と連動しながらさまざまな視点で取り組みが進められています。
後者ではバリューチェーンを支える一気通貫のITプラットフォームの構築、業務の効率化・高度化を目的としたデータの利活用が徹底的に促進されています。また、AR領域や電動マイクロモビリティー領域、食品やアートなど、業界外のスタートアップと連携していくチャレンジとその意義についても触れられています。
本動画では、独創的で社内外をワクワクさせるアダストリアのDXについて、開始当初はさまざまな問題に直面し、必ずしも平たんとは言えない道のりだったこと、そして課題を乗り越えるために行ってきた数々の取り組み、また、今後はどのようなビジョンを描いているのかなど、プロジェクトを主導する執行役員DX戦略部長の櫻井裕也氏が語ります。