<この動画で学べること>
・DXのKPIは「デジタルID」
従業員が把握していたことをデジタル上で安全に管理。お客さまとデジタル上でつながり、最適な経験を提供していく
・オンラインビジネスの検証は超短期PDCAで
うまくいったか、いかなかったかを判断し、うまくいかなかった場合はすぐにやめるか、改善
・DXの前にCX
お客さまにどのような価値を提供したいのか、社会にどのように認知されたいのかが先

〔編集長がこの動画で伝えたいこと〕
小売業は変化対応業といわれるように、社会環境やお客の状況変化に応じて、提供する商品やサービス、その姿さえも変えてきました。

そうすることで、顧客のニーズを満たし、長期間、多くの買い物をしに来てもらえる関係性を築いていく。これが連綿と続いてきたリアル店舗の商売のやり方でした。

これを破壊したのが、アマゾンをはじめとするEC勢力。店舗へ行く、店舗で商品を探すという買い物のスタート段階からリアル店舗にはない価値を提供することで、生活者の買い物の仕方自体を変えてしまったわけです。

この影響を最も受けたのが、百貨店。日本では中所得者層が減っていったこともあり、百貨店業界の売り上げは年々、低下を続けています。

三越伊勢丹の北川竜也氏はこうした業態の置かれた状況を変革しようと、DXに取り組んでいます。「EC化率を高めなければ百貨店は生き残れない」。こうしたこれまでの常識も、コロナでアメリカの百貨店が破たんする中、果たして正しいのだろうかと北川氏は考えています。

その北川氏が考える百貨店DXとはどのようなものか。この動画を小売業のDXを考える際のきっかけにしてもらえれば幸いです。

「探究 DX insight」は、小売業界のDXのキーマンを招き、学術とビジネスの視点からリテールDXの本質を探究していく企画になります。
オムニチャネルとリテールDXの研究で著名な小樽商科大学の近藤公彦副学長・商学研究科 教授と神奈川大学の経営学部国際経営学科 中見真也准教授という、2人の研究者が小売業界のDXのキーマンに鋭く迫ります。