リモートワークや自動化・自律化、そしてそれらを“見える化”する「DX化」の施策は、コロナ制約下における仕事の在り方と非常に親和性が高く、今後、DX化の検討や導入が今まで以上に加速していくことは容易に想定できる。
今回はこうした状況を理解しつつ、コロナ制約下という視点だけでDXを見るのではなく、以前から盛り上がりを見せていたスマートファクトリー化という課題に、どうアプローチすべきかを考えていきたい。
DX実態調査から見る各社の現状と取り組み
これはDXの取り組みについて、日本能率協会コンサルティング(JMAC)が「IoT実態調査」をもとに作成した、IoTイノベーションカテゴリーマップである。図から、スマートファクトリー化あるいはDX化の推進について、おおむね3つのアプローチで取り組まれていることが分かる。