長時間履くと足が痛くなったり、ヒールが高すぎて疲れたりと、女性にとって靴の悩みは深刻だ。
さまざまな靴を試してもどこかしっくりこないという場合、大体は靴を作る際に重要になる木型が自分の足に合っていないということが原因だが、この問題を根本的に解決するためにはオーダーメイドで靴を作るという方法しかなかった。職人が手作業で木型を作っていくため時間もかかるというのがオーダーメイドの悩みだが、AIと3Dプリンターを使うことによって今までより短時間で作ることができるという。
それが、職人の靴づくりに最先端のテクノロジーを取り入れるミリメーターの「シューズカフェ」(東京・市ヶ谷)だ。同店で2017年1月18日から販売を開始する。
足を3D計測して木型を作る日本初のサービス
靴づくりの中でも特に難しいのが、パンプスだと言われている。靴紐でフィット感を調整できるスニーカーと違い、しっかりと足を計測する必要があるからだ。「シューズカフェ」では骨の形状から腱膜の構造を化学的に解析し、足の特徴を模型に反映させるので、究極のフィット感を実現しているという。
今までの靴づくりでは、計測のあと手作業で木型が作られ、そこから靴が作られていくので完成までに2カ月近くかかっていたが、足の計測と木型の製作の過程がデジタル化し、3Dプリンターを利用することで大幅なスピードアップが可能になった。木型はデータ化されるので、自分の足に合った靴をいつでも注文できる。