(浅川 芳裕:ジャーナリスト、『農業ビジネス』編集長)
「アゴラ」での連載の前回(「私は100%エジプト人なの」)で取り上げた「カイロ大学、小池都知事のために都知事選に“点火”」(エジプトのニュースサイト「アルバラド」)などの一連の記事に関し、SNS上ではこんな書き込みがあった。
“東京都知事! 誰とやりとりしているんですか?”
“この証言(カイロ大学声明)は怪しい。エジプト政府の声明だから、疑念をもって当然だ”
“(この記事は)偽りを語っている。それは、神のためではなく、自分自身の満足、そして腐敗した支配者のためだけに”
さすがは独裁専制下で生きてきたエジプトやアラブ諸国のネットユーザーたちだ。小池氏の学歴騒動の深層について、お見通しである。小池氏とエジプト政府間の癒着や腐敗、それを覆い隠すエジプト政府のプロパンガンダを見透かしているのだ。