米アップルが新型タブレット端末「アイパッド2(iPad 2)」の世界販売を予定通り3月25日に始めると発表した。ただし先の報道の通り日本は対象外。
同社の発表資料を見ると、これまで合計26カ国あった対象国のリストから日本が外され、日本についての言及は何もない。
アップルジャパンのウェブサイトを見ると電子メールアドレスを登録するようになっており、発売時期が決まった時点で登録顧客に通知するという態勢を取っている。
3月25日にアイパッド2を発売する国は、カナダ、メキシコ、英国、アイルランド、アイスランド、フィンランド、スウェーデン、ノルウェー、ポーランド、スイス、オーストリア、ドイツ、ベルギー、ハンガリー、オランダ、チェコ共和国、デンマーク、ルクセンブルク、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガル、ギリシャ、オーストラリア、ニュージーランド。
アップルはこれ以外にも新たに、韓国、香港、シンガポールで4月中に発売すると発表しており、そのほかの国、地域でも今後数カ月のうちに発売するとしている。
米国では既に品薄、早朝から長蛇の列
こうしてどんどん市場を広げていくアイパッド2だが、3月11日に先行発売した米国では既に品薄となっており、アップルの米国版オンラインストアでも当初「3~4週間」としていた出荷予定日を「4~5週間」に変更している。
米ニューヨーク・タイムズのブログ記事によれば、米国の小売店でも常に品切れ状態で、店舗の前には朝5時半から長い列ができ、あっという間に売れてしまうという。