(細野祐二:会計評論家)
12月19日、ソフトバンクグループ(SBG)は傘下の携帯事業子会社ソフトバンクを東京証券取引所第1部市場に上場する。上場時のソフトバンク株売り出しによるSBGの資金調達額は2兆6000億円とされおり、日本の株式市場で、史上最大のIPOとなる。だが、ソフトバンク株式の上場はSBGの逼迫した資金事情の反映でもある。新規上場ソフトバンク株式は、上場後、SBGの資金事情に基づく強い売り圧力に常にさらされていかなければならない。SBGが構造的に抱える資金事情を論証する。
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