アマゾン「第2本社」、238自治体が熱い誘致合戦

米アマゾン・ドットコムのロゴ(2014年11月11日撮影)。(c)AFP/John MACDOUGALL〔AFPBB News

  米アマゾン・ドットコムは8月27日、レジ精算不要のコンビニエンスストア「Amazon Go」の2号店をオープンした。

シアトルに2店目を開設

 場所は、アマゾンの本社があるワシントン州シアトルのダウンタウン地域。店舗は面積が1450平方フィート(約135平方メートル)で、同じくシアトルにある1号店の1800平方フィートよりも若干小さい。営業時間は平日の午前7時から午後7時まで。1号店は土日も営業し、午後9時まで開いているが、2号店は主にオフィスワーカーを対象にしているため、こうした営業体制なのだという。

 ザ・バージテッククランチなどの米メディアによると、店舗が若干小さくなっているためか、2号店には、ビールやワインのセクションがない。

 また、1号店にはある店舗内キッチンもない。その代わりにシアトルの各所にあるアマゾンの調理場から、朝食や昼食、夕食などのメニューが運ばれてくるという。

 アマゾンは今年7月、自社ブランドのミールキットを「AmazonFresh」の一部顧客に向けて販売開始したが、Amazon Goではこれらの商品も扱っているとザ・バージの記事は伝えている。

 Amazon Goについては、先の報道で、同社が年内にも米国で6店舗をオープンする計画だと伝えられていた。

 また5月には、イリノイ州シカゴとカリフォルニア州サンフランシスコで開設されると報じられた。米シアトルタイムズがアマゾンに尋ねたところ、両都市でAmazon Goをオープンする計画であることを広報担当者は認めている。

 今回オープンした2号店も、1号店と同様の技術を導入している。このことから、アマゾンはこれら店舗の開発ノウハウや営業実績をベースに、さらなる多店舗展開を進めていくものと見られている。