殺人犯はアマゾンAI「アレクサ」が知っている?米検察が捜査令状

米アマゾンの人工知能スピーカー「エコー」。英ロンドンで行われた発表会にて(2016年9月14日撮影)。(c)AFP/dpa/CHRISTOPH DERNBACH〔AFPBB News

 米アマゾン・ドットコムは6月5日、同社のスマートスピーカーをフランスでも発売すると発表した。標準モデルの「Amazon Echo」に加え、小型モデルの「Echo Dot」と、丸形2.5インチディスプレーを備える「Echo Spot」のフランス版を市場投入する。

フランス版Alexaを開始

 これに伴い、同社のAI(人工知能)アシスタント「Alexa」用音声アプリを開発するためのソフトウエアツール「Alexa Skills Kit」と、家電メーカーなどが、Alexaを自社製品に組み込むための開発ツール「Alexa Voice Service」も一般公開した。

 LED電球の「フィリップスHue」、配車サービスの「ウーバー」、宅配ピザの「ドミノピザ」など、すでに数百種のフランス語版音声アプリが利用可能になっている。Alexa搭載機器も、ハーマン・カードンやソノスなど、数多くのメーカーから登場するという。

英語、ドイツ語、日本語、フランス語に対応

 アマゾンがEchoの初代機を米国で発売したのは、2014年11月。2016年10月には英国とドイツで発売し、昨年11月には、日本、インド、カナダでも販売を始めた。今年に入ると、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランドでも販売が始まった。

 アマゾンは、これ以外の国でもEchoを販売しており、昨年12月時点で販売国の数は、世界80カ国以上になった

 ただし、利用者が選べる言語は、これまでのところ英語(米国、カナダ、英国、オーストラリア、インド)、ドイツ語、日本語のみ。

 米ベンチャービートは、今回、Alexaの言語として、新たにフランス語が加わったことの意味は大きいと伝えている。