今まではそうしたゴミは事業場の廃棄物としてみなされ、1トン当たり20万ウォン(約2万円)以上の処理コストが必要だったが、生活廃棄物として認められれば1トン当たり約4~5万ウォンで処理が可能となる。
また、使用後のビニールやペットボトルなどをリサイクルする費用に比べて補助金の低い品目に対し、生産者の分担金を上げることも考慮しているという。
しかし、これは生産者たちとの合意が必要であり、その効果がリサイクル業者から選別業者へ、また回収業者へと広がるには時間がかかる。
ビニール袋好きの韓国人
また、一番の問題となる中国の廃棄物輸入禁止措置に対しては、今月中に海外市場開拓のためのタスクフォースを稼働するという対策を打ち出したに過ぎない。
報道によると、韓国のビニール袋基準生産量は、216億枚で韓国人の国民1人当たり1年間に使用するビニール袋は420枚。この数字は、ギリシャ、ドイツなどEU国よりずっと高く、フィンランドの105倍だという。
ソウル市では広さ33平米以上の店舗でビニールを無償提供した場合、罰金などで取締り、各事業場で黒いビニール袋の使用を自制するよう促している。
しかし、33平米以下の店舗や露天商などでビニール袋を多用していてそれも問題だ。
2010年から大型スーパーでは環境部とビニール袋販売禁止協約を結び、使い捨てレジ袋の代わりに指定ごみ袋や紙袋、段ボール箱を販売または提供している。