国連安保理、30日に緊急会合 北朝鮮ミサイル発射で日米が要請

都内で、北朝鮮による弾道ミサイル発射について伝える報道番組が表示されたテレビ画面を見る人々(2017年8月29日撮影)。(c)AFP/Toshifumi KITAMURA〔AFPBB News

 北朝鮮との交渉は決裂を恐れず、強硬な言葉をふんだんに使い、一切の妥協を排さねばならない――。

 北朝鮮との交渉を10年ほど実際に続けた米国の専門家が、こんなタフな「北朝鮮との交渉法」を明らかにした。拉致問題の解決を目指す日本にとっても交渉において役に立ちそうな教訓といえそうだ。

北朝鮮と実際に交渉してきたリオッタ氏

 米国の首都ワシントンでは、北朝鮮の核兵器の脅威が熱い論議の的となっている。北朝鮮のミサイル発射に対する反発も激しい。8月29日に北朝鮮が日本の方角に向けて北海道の上空を飛翔する弾道ミサイルを発射したことも大々的に報道され、官民から激しい非難の声が沸き起こった。

 米国としては、軍事手段に訴えずになんとか北朝鮮に核開発を放棄させようと努めている。そのための手段には「圧力と対話」の両方があるが、現在はまず圧力だけに集中する形をとっている。