恥ずかしい(?)転職理由

 さて、よく「なんで文科省から都庁に転職したの?」と聞かれます。私のダメな部分が分かってしまい、とても恥ずかしいのですが、正直に書きますと次の3つが理由です。

(1)これじゃ結婚して子どもと楽しく暮らせないんじゃ・・・(転職理由の8割)

 とても恥ずかしいですが、本音のところ最大の転職理由はこれです。

 報道でもよく取り上げられていますが、国家公務員総合職の仕事はとてもハードです。私自身、残業100時間/月を切ったことは5年間の勤務でありませんでしたし、残業120~150時間/月くらいがアベレージだったと記憶しています(文科省ですらこれですから、財務省・経産省など激務の官庁はさらにでしょう)。

 そんな生活を続けた入省5年目のある日、理系な私は、思い立って人生の目的関数を数式にしてみることにしました(下の式)。

制約条件:モテない、職場は男ばかり

式の解説:幸福には「仕事」と「結婚・子ども」それぞれの充実が必要で、その割合は「結婚+子ども」が仕事より2倍高い(幸せへの貢献が大きい)。一方、私はどうやらモテない。職場も男ばかり・・・オワタ\(^o^)/
 

 なんともモテない理由が分かるような思考ですが、この数式を見て当時の私は、現在の職場に勤務し続けるのは人生の目的に対してリスクが大きいという結論に至ったのでした(ちなみに、都庁に転職して、隣の席の女性とすぐ結婚して子どもも授かったので、転職は成功だった(?)・・・のでしょうか)。

(2)日々「こなす仕事」ばかりになってしまった(転職理由の1割)

 これまた今思うと恥ずかしい理由です。

 前述のとおり、忙しく時間がない中で、深く調査・検討して自分の考えをアウトプットするという形にはどうしてもならず(ダメですね)、とりあえずやらなければならない仕事を「こなしていく」ばかりになりました。