韓国の文大統領、今月訪米へトランプ米大統領と会談予定

韓国・ソウルで演説する文在寅(ムン・ジェイン)大統領(2017年6月6日撮影)〔AFPBB News

 「人事が万事」──韓国の政界ではこういう言い方をよくする。歴代政権も人事でつまずいた例が多かった。発足から1か月。文在寅(ムン・ジェイン=1953年生)大統領はどんな人材を登用しているのか。

 「手帳人事」。前任の朴槿恵(パク・クネ=1952年生)政権時代には、よくこう指摘された。事実かどうかは分からないが、重要人事は、朴槿恵氏が手帳に書き付けた「リスト」から選んだという意味だ。選択の幅が狭いという限界を批判的に表した言い方だった。

 韓国の大統領の権限は依然として大きい。「毎日経済新聞」は、大統領が直接、間接的に決める人事が1万5000もあると報じた。

人事が政権の足を引っぱった例も

 だから人事を巡っては、いろいろなうわさも飛び交う。適材適所とはいかず、誤った人事が政権の足を引っ張る例も多かった。

文在寅大統領が指名した主な行為公職者
(※は2017年6月14日現在で、すでに就任済み)

※首相 李洛淵(イ・ナギョン=1952年)東亜日報記者、国会議員、全羅南道知事
※副首相兼企画財政相 金東兗(キム・ドンヨン=1957年)企画財政部次官
副首相兼教育相 金相坤(キム・サンゴン=1949年)韓信大教授、京畿道教育監
外相 康京和(カン・ギョンファ=1955年)放送PD、国連事務総長特補

法相 安京煥(アン・ギョンファン=1948年)ソウル大教授
国防相 宋永武(ソン・ヨンム=1949年)海軍参謀総長
行政自治相 金富謙(キム・ブギョン=1958年)国会議員
文化体育観光相 都鍾煥(ト・ジョンファン=1955年)国会議員

環境相 金恩京(キム・ウンギョン=1956年)ソウル市議
雇用労働相 趙大燁(チョ・デヨプ=1960年)高麗大教授
国土交通相 金賢美(キム・ヒョンミ=1962年)国会議員
海洋水産相 金栄春(キム・ヨンチュン=1962年)国会議員

未来創造科学相 兪英民(ユ・ヨンミン=1951年)ポスコ経営研究所社長
統一相 趙明均(チョ・ミョンギュン=1957年)統一部局長
農林畜産食品相 金瑛録(キム・ヨンロク=1955年)国会議員
女性家族相 鄭鉉柏(チョン・ヒョンベク=1953年)成均館大教授

※国家情報院長 徐薫(ソ・フン=1954年)国家情報院対北戦略室長
※公正取引委員長 金商祖(キム・サンチョ=1962年生)漢城大教授

 政権初期に、最も大統領が神経を使うのが、首相と閣僚人事だ。