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<100の行動64>
世界に「水」ビジネスで貢献を!
水を国家的資源として再認識し、「日本の水」を守るための4つの提言。
1.水資源の確保のためにも日本の林業の復活を!
日本の水源地としての森林を押さえておくことは極めて重要。日本の林業を、ビジネスとして復活させる必要がある。林業の近代化、流通改革を積極的に後押しすることに真剣に取り組むべき
2.水資源の輸出規制・地下水利用規制の創設を!
山梨県の白州エリアは、日本有数の原水地として、サントリーやコカ・コーラなど大手5社が地下水を汲み上げているが、地元自治体と各社との申し合わせで、地下水位の観察と管理がなされている。自主管理にゆだねるのではなく、地下水の汲み上げについての法整備が必要
3.上下水道の民間開放を徹底し、経営効率化と規模化を進めて、日本版水メジャーを育成せよ!
水道設備の製造から上下水道の整備・運営まで一括して運営する「水メジャー」が各国のマーケットを席巻し、いまやシンガポールや韓国企業までもが参戦している。一方、高品質な日本の水道事業は自治体運営で、ビジネスとして確立していない。技術力があり、経営基盤も良好な自治体水道を民営化し、規模化を実現することで、日本版水メジャーとして、産業として育てることは極めて重要な取り組みである
4.政府の水政策の司令塔「水循環政策本部」を確実に運営し、政策遂行を!
日本の水に関する政策は各省庁がバラバラで縦割りになっていて非効率。国交省、厚労省、農水省、経産省、資源エネルギー庁、環境省など、7つの省庁にまたがっている。「水政策は国家の重要産業で、安全保障の重要課題である」と位置付け、適切な司令塔を構築し、改革を推進してほしい
スピーカー
堀 義人/グロービス経営大学院 学長
(肩書は2016年4月のもの)
記事ページはこちら
http://100koudou.com/?p=1529
書籍『日本を動かす「100の行動」』
世界に「水」ビジネスで貢献を!~100の行動64
2016.5.4(水)
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