IBM、アフリカ企業向け低コストソフトウエアパッケージを発表

米ニューヨーク州アーモンクのIBM本社〔AFPBB News

 米IBMが4月20日に発表した今年1~3月期の決算は前の四半期に続き、減収減益となった。売上高は195億9000万ドルで、1年前に比べ12%減。売上高の前年割れはこれで12四半期連続となった。また純利益は23億2800万ドルで同2%減少した。

売却事業とドル高が減収要因に

 同社は昨年、低価格サーバー(x86サーバー)事業を中国レノボ・ グループ(聯想集団)に売却したほか、半導体製造事業を米半導体メーカーのグローバルファウンドリーズに譲渡すると発表しており、こうした施策が売上高の減少につながった。ドル高もハードウエア事業の減収要因になっている。

 IBMはクラウドサービス、ビッグデータ分析、モバイル、ソーシャルネットワーク、セキュリティーを戦略事業と位置付け、利益率の高い事業への転換を図っている。しかし事業撤退による減収分をこれら新事業で補えない状況が続いている。

 一方、米ウォールストリート・ジャーナルによると、同社は今年、クラウド経由で提供するソフトウエアとサービスの事業に40億ドルの費用を投じる計画。

 昨年1年間におけるこれら事業の売上高は250億ドルで、売上高全体に占める比率は27%だった。2018年までにこの売上高を400億ドル、売上高比率を40%にまで高めたいと同社は考えているという。

 同社のバージニア・ロメッティ会長、社長兼最高経営責任者(CEO)はこうした計画に自信を示している。同氏は昨年7~9月期の決算で「我々の業績結果には失望している」としていたが、今回の決算では「我々の戦略事業の成長は加速している」と述べている。

主力のサービス事業は12%減収

 ただ、1~3月期も前の四半期に続き売上高がすべての事業部門で前年割れとなっている。同社の主要事業部門には「サービス」「ソフトウエア」「ハードウエア」があるが、このうち全体の6割超を占めるサービス事業の売上高は122億ドルで、1年前から12%減少。

 またソフトウエア事業の売上高は52億ドルで同8%減少した。ハードウエア製品を手がけるシステムズハードウエア事業の売上高は17億ドルで同23%減だった。ただしこのシステムズハードウエア事業は売却したx86サーバー事業と為替の影響を除いた場合、同30%増となる。