ナイロビのネイルサロンにて。店内に設置してあったフットバスでリラックスするケニア人顧客(写真:JCCP M、以下同)

 アフリカの女性はおしゃれだ。BOP(Base of Pyramid)層と呼ばれる年間所得3000ドル以下の低所得者層が多く住むスラムでは、未舗装の道を鮮やかな色調のワンピースを着てヒールを履き闊歩する女性を見かける。

 前回記事(「韓国製家電に囲まれていたアフリカの富裕層」)にてご紹介したナイロビに住むケニア人富裕層の女性は、小ざっぱりとしたカットソーとジーンズを着こなし、月1回はネイルサロンに行くと語った。

 ケニアのネイルサロンでどのようなサービスが受けられるのだろうか。興味が湧いたので早速ナイロビ市内にある美容院を顧客として利用してみた。

居心地はまるで日本の美容院のよう

 今回訪れた美容院は地元企業やNPOの事務所が入るビルの1階にある。店内はアイボリーを基調とした明るい色調で統一されており清潔で、まるで日本の美容院に足を踏み入れたようだ。髪の毛のカット等を行う美容室のコーナーとネイルサロンに大きく店内が分かれていた。ネイルをお願いしたいと言うと奥の部屋に通された。