米国の市場調査会社IDCが2月24日までにまとめた最新のリポートによると、昨年1年間における世界のスマートフォン出荷台数は前の年から27.7%増え、13億40万台となった。
Androidのシェア81.5%、iOSは14.8%
基本ソフト(OS)別の出荷台数は、米グーグルの「Android」が10億5930万台で、市場シェアは81.5%。米アップルの「iOS」が1億9270万台でこれに次ぎ、そのシェアは14.8%だった。
また両OSの合計シェアは前の年の93.8%から96.3%に拡大した。
これに対し、米マイクロソフトの「Windows Phone」は3490万台で、シェアはわずか2.7%。4位のカナダ・ブラックベリーの「BlackBerry OS」は580万台で、同0.4%だった。
IDCによると、スマートフォンのOSは様々あるものの、その競争は3位の座をめぐる争いというよりも「小競り合い」に近かった。Windows Phoneは確かにFirefox、Sailfish、TizenなどのOSを押しのけたが、いずれもAndroidとiOSに挑めるようなシェアを獲得できなかった。
Androidは10億台突破、前年の世界出荷台数上回る
2014年の各OSの動向を見ると、Androidは出荷台数が前年から32.0%増えた。この伸び率は市場全体の伸び率よりも高い。Androidは昨年、10億台の大台を突破しただけでなく、前年の世界市場全体の出荷台数をも上回っている。