韓国サムスン電子は世界で最も多くスマートフォンを販売しているメーカー。だがここに来てその業界トップの地位が揺らいできたようだ。

 英国の市場調査会社カナリスがこのほどまとめたリポートによると、インドでは同国のマイクロマックス ・インフォマティクス(Micromax Informatics)というメーカーがサムスンを上回り、初めて首位になった。

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サムスン電子の大画面スマートフォン「ギャラクシー・ノート4」〔AFPBB News

 これは昨年10~12月期の同国におけるメーカー別出荷台数を調査したもの。それによると、同四半期のマイクロマックスのスマートフォン出荷台数は460万台。これに対しサムスンは440万台だった。

 昨年7~9月期の出荷台数はそれぞれ400万台と410万台で、わずか10万台の差ながら、サムスンが首位を保っていた。

 その半年前に香港の市場調査会社、カウンターポイントテクノロジー・マーケットリサーチが公表したリポートでは、マイクロマックスが、フィーチャーフォン(従来型携帯電話)とスマートフォンを合わせた全携帯電話の出荷台数でサムスンを上回り、初めて首位になった。

 一方、スマートフォン分野ではサムスンが25.3%のシェアで首位、マイクロマックスのシェアは19.1%で2位だった。