米国政治学者で元大阪大学大学院准教授のロバート・エルドリッヂ氏を電話ゲストに迎えた今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(2月1日放送/Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)。ナレーター・声優の竹房敦司氏のナビゲートで、日本人拘束事件や沖縄メディアの問題などについて語った。

テロのグローバル化で一国だけでは対応が困難に

ヨルダン住民が後藤さんら追悼集会、ろうそく持ち大使館前に

ヨルダンの日本大使館前で行われた、後藤健二さんと湯川遥菜さんの死を悼むろうそく集会に参加する中山泰秀外務副大臣〔AFPBB News

竹房 中山泰秀さんは現在、中東で起きた日本人拘束事件の現地対策本部で外務副大臣として指揮を執っておられるため、今回は私が代役を務めます。

 お話を伺うのは、元大阪大学・国際公共政策研究科の准教授で、日本政治外交史や日米関係論、戦後沖縄史や安全保障などを研究されているロバート・エルドリッヂさんです。

 日本時間の2月1日未明、イスラム過激派組織「ISIL(イラク・レバントのイスラム国)」とみられるグループが、拘束していたジャーナリストの後藤健二さんを殺害したとするビデオ映像を動画サイトに公開し、国際社会に大きな衝撃が走りました。

 JBpressが配信した「Japanese Reaction to the Hostage Crisis in Syria」と題された元外交官の宮家邦彦氏による英文記事では、もはや日本もテロの対象から逃れられなくなったとしています。

 また、海外メディアが日本の危機管理問題と安全保障政策を混同した報道をしているとも指摘しています。エルドリッヂさんは今回の一件をどうご覧になっていますか。

エルドリッヂ 中東問題やテロ問題、そして国際政治に関わる様々な組織は、それぞれの利害で動いています。それが以前のように国家ではなく、組織あるいは個人という単位で動いていることで、一国での対応がより困難になっていると言えるでしょう。