ボストン コンサルティング グループ(BCG)は、創設以来、50年以上の実績を誇る屈指のコンサルティングファームだ。世界中に広がるネットワークと、さまざまな産業や経営機能に関する深い知識や洞察、経験がクライアントから高く評価されている。

分野を超えて専門的知識・経験を組み合わせ最適なソリューションを提供

 「企業活動がグローバル化しているいま、当社の強みがさらに発揮できると自負しています」
パートナーの佐々木靖氏がこう語るように、同社の幅広いネットワークは大きな強みだ。BCGは、世界45カ国に80以上の拠点があり、スタッフ数は約9,700人にも及ぶ。どの国や地域でも、同じ哲学、同じ品質でサービスを提供している。

 BCGがアメリカ・ボストンに設立されたのは1963年。戦略という概念をビジネスに持ち込んだ、世界初の戦略コンサルティングファームだ。50年以上の伝統のなかで蓄積してきた知識や経験で、世界のコンサルティング業界を牽引。ハイテク・メディア・通信、金融、自動車、ヘルスケア、産業財、消費財・流通、エネルギー・環境をはじめとし、公的機関に至るまで、幅広い業界のクライアントを支援している。

パートナー&
マネージング・ディレクター 佐々木 靖 氏

「長年にわたり、各産業分野で世界をリードする企業の課題解決のお手伝いをしていますが、最近では業界の垣根を越えた競争も激しくなってきました。各分野の専門性が高いだけではよい解決策を導き出すことが困難なことも多く、クライアントに最適なソリューションを提供するには、各分野における高い専門性を横断的に融合させることが重要なポイントだと考えています」と、佐々木氏は強調する。

 創設3年後に早くもボストンに次ぐ2番目の拠点として東京オフィスを開設するなど、日本経済・市場、日本で活動する企業に対する強い思いがある。グローバル・ファームとしての知見を基に、日本企業の置かれた環境や各企業の特性に応じた解決策を提供することで、各産業のリーディング・カンパニーをはじめとする多くの企業から高い信頼を獲得している。
 

各産業のトップ企業と協働し困難な課題に挑戦
実行・実現組織能力向上まで支援

 BCGが支援するのは、経営者がその企業の優秀な社員たちと取り組んでも、どうにも解決できなかった難問ばかり。その課題に取り組むことは大きな苦労を伴うが、その分成果が出た時の達成感、喜びの大きさは何ものにも代えがたい。また、クライアントのみならず、ひいては社会へのインパクトも生み出していけることも醍醐味の一つだ。

 プリンシパルの折茂美保氏は「BCGは、クライアントが直面している課題解決の提案のみならず、その実行のための組織づくりなどにも関与します。時には、次世代やその次の世代の経営者の育成まで支援するなど、文字通り経営者の悩みの相談相手としての役割を期待されるだけに緊張感もありますが、大きな手応えがあります」と話す。

プリンシパル
折茂 美保 氏

 折茂氏は、ハイテク産業などテクノロジー領域が専門であり、入社以来、日本企業の技術革新や市場の変化を見つめてきた。途中、アメリカのビジネス・スクール(MBA)への留学を挟み、現在ではプリンシパルとしてプロジェクトを率いる期待の人材だ。

「テクノロジーに限らず、企業が抱える課題が年々複雑化しています。簡単に解が得られることはまずありません。ロールアウト(運用展開)型ではなく、テーラーメイドでクライアント企業独自の戦略を構築し、実行を徹底できるよう支援していく必要があります。コンサルタントには自分の専門性を磨くことを含め、たゆまぬ努力が求められます」と折茂氏は指摘する。
 

多様性からの連帯を重視
幅広いバックグラウンドから価値観に共感できる人材を

 課題解決の難易度が増すなかで、同社のコンサルタントとして入社する人材にはどのようなことが求められているのだろうか。

 佐々木氏は「まずは考えることが好きであること。クライアントの悩みを解決するために、何をすべきなのかと考えることから逃げない人です。そのうえで、変革を実現するためには、コミュニケーション力が何よりも重要です」と話す。

 意欲のある人材には積極的にチャンスを与えるのがBCGの考え方だ。新卒、中途にかかわらず、入社時には入念な研修プログラムが用意されているほか、キャリア・ステップに応じて、グローバルでの集合研修も含めた、さまざまなトレーニングの機会が用意されている。「ただ、トレーニングを受ける機会は相当に充実していますが、それだけで人材の育成は完結しません。これをどう利用するかは自分次第。実際のプロジェクトでしか学べないことも数多くあります」(佐々木氏)

 折茂氏は「当社には『多様性からの連帯』という言葉があります。同じような人材が集まっても同じような解しか出てきません。前職のバックグラウンドの違いはもちろんのこと、年齢や性別、国籍などの異なる人材が集まることで、革新的なアイデアが生まれると考えています。多様性を大切にしていますので、もちろんグラスシーリング(評価・昇進などにおける属性の違いに由来する壁)もありません」と語る。

 折茂氏に限らず活躍する女性は多くいるという。BCGは、アメリカの雑誌で働きがいのある企業上位5社の常連であると同時に、ワーキング・マザーの働きやすい企業100社にも名を連ねている。佐々木氏は「コンサルタントを目指す人には、ぜひ当社の人間に会ってみていただきたい。熱い思いや価値観に共感していただける方をお待ちしています」と結んだ。

 


■企画トップページはこちら>>