米アマゾン・ドットコムは6月16日、同社のモバイル端末向けアプリケーション配信サービス「アマゾン・アップストア(Amazon Appstore)」で提供するアプリの数が24万種になったと発表した

 この数は1年前のほぼ3倍。同社のアップストアは、タブレット端末「キンドル・ファイア(Kindle Fire)」をはじめとする様々なモバイル端末向けにアプリを配信しており、約200カ国で利用できるとしている。

6月18日のイベントで新製品発表

アマゾンとツイッターが連携、つぶやきで商品をカートに

アマゾン・ドット・コムのロゴ〔AFPBB News

 これに先立ち、同社は6月18日(米国時間)に米ワシントン州シアトルでイベントを開くと発表した。アマゾンはその内容を明らかにしていないが、かねて噂されていた自社ブランドのスマートフォンを発表すると見られている。

 アマゾンはこのイベントへの出席を受け付ける特設ページでビデオを公開している。このビデオでは、人々が手元で何かを操作しながら、「こんなものは今まで見たことない」「彼らはどうやってこれを作ったんだ」などと驚いている様子が次々と映し出されている。

 残念ながらビデオには登場人物の手元が映っておらず、それがどのような製品なのか分からない。またイベント出席の申し込みはすでに締め切っている。

 米ニューヨーク・タイムズなどの報道によると、アマゾンは先週金曜日、このイベントの招待者に対し、「Mr. Pine’s Purple House(パインさんの紫の家)」という子ども向けの本を送った。

 これは自分の家をほかの人の家と違うものにしたいと考える主人公が、家を紫色に塗ったという話。送られた本にはジェフ・ベゾス最高経営責任者(CEO)のメッセージが添えられており、次のように書いてある。

 「ものごとが少しだけ違うと、世界はよりよい場所になる。あなたもそう思ってくれるでしょう」