米BGRの報道によると、米アマゾン・ドットコムが今年後半に発売すると見られている同社製のスマートフォンは、少し変わった方法で操作する機能が備わるという。
画面タッチ不要のインタフェース
端末には様々なセンサーが組み込まれており、ユーザーは本体を軽く傾けるだけで各種の操作が行えるという。
例えばウエブサイトを見ている時に、端末を上下に傾けると、画面がそれぞれの方向にスクロールする。
キンドル(Kindle)アプリで電子書籍を読んでいる時に本体を左右のどちらかに傾ければ、人名や地名などの情報と書籍内の登場箇所を表示する「エックスレイ(X-Ray )」のメニューが現れる。
こうした機能は様々なアプリの随所にあるという。地図アプリ内で飲食店を検索した後、本体を傾けると口コミ情報サイト「イェルプ(Yelp)」の評価が表示される。アマゾンのビデオ販売ストアでは同様の操作で、同社傘下の映画情報サイト「IMDb」の評価が現れる。
またアマゾンでショッピングしている時は、商品写真を次々に切り替えられ、メールアプリ内では添付する写真のリストを表示できるという。
こうした機能により、主要機能で画面にタッチする必要がなくなり、本体を持つ片手だけで操作が可能になるとBGRは伝えている。
アプリはメニューボタンを備えず
今回の報道に先立ち米ウォールストリート・ジャーナルは、アマゾンが開発中のスマートフォンには本体前面に4つのカメラとセンサーを内蔵し、視線の動きや、端末と顔の距離や動きを検知すると報じていた。
BGRはその1週間後、信頼できる情報筋から入手したという試作機の写真を掲載。さらに、低消費電力の赤外線センサーとソフトウエアにより、常にスクリーンの視覚効果を補正しながら、3D画像を表示すると報じた。