自民党の大阪府議会議員・宗清皇一氏をゲストに迎えた今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)。メディアが伝えない大阪の政治状況や大阪都構想の課題、大阪維新の会の国政進出に向けた動きなどについて、宗清氏と中山氏が語った。

大阪都構想を論じる重要な協議会が報道されない不思議

中山 今回は、東大阪市出身の大阪府議会議員である宗清皇一さんにお話を伺います。今、大阪では政治状況が目まぐるしく変化していますが、議会人の立場から見てメディアがそれを正しく伝えていると思いますか。

宗清 私のブログでも今の政治問題について詳しく取り上げていますが、なかなか多くの方に伝えることはできません。その辺りをメディアが責任を持ってきちんと報道していないことに、大きな危機感を感じます。

 今、私たちは大阪都構想について議論する「大阪にふさわしい大都市制度推進協議会」を開催しています。これは様々な制度や経済問題、基礎自治・住民自治の問題など、大阪にとって重要な事柄について議論しようという場です。ところが、マスコミは全く取り上げないんです。

大阪維新の会本部(ウィキペディアより)

 だから国会議員の皆さんも知らないと思いますし、大阪の地方議員の方も「こんな協議会があるのか」という程度の認識しかないでしょう。

 協議会に参加しているメンバーは橋下(徹)大阪市長、松井(一郎)大阪府知事、府議会や各市議会の代表たちです。大阪維新の会と公明党で過半数を占め、約20名で構成されています。

中山 協議会で決まったことは、法的に反映されるのですか。

宗清 法的には反映されません。しかし例えば将来、橋下市長や松井府知事が大阪の自治制度を変えるために法定協議会を設置した場合、今の協議の中身が議論の叩き台になります。

 また住民投票にあたり、住民の皆さんに「大阪の制度をこう変えます」「今の制度よりも良くします」という検討のためのベースを作る協議会でもあります。まさしく名前の通り、大阪にふさわしい大都市制度を協議する会なのです。

中山 簡単に言うと、大阪都構想を推進する側と、それに対して質問や意見を出す側に分かれて議論しているということですか。

宗清 そうですね。まずは橋下市長や松井府知事から「こういう制度に変えたい」という首長案が提示され、それを叩き台にして議論を行います。