米アップルが24日に発表した1~3月期の決算は、売上高が1年前から59%増加して391億8600万ドルになった。数々の記録を出した前期(10~12月期)の463億3000万ドルには及ばなかったものの1~3月期としては過去最高を更新した。

アイフォーン、過去2番目の販売台数に

インターネット熱が最も高いのは中国と中東諸国、市場調査結果

好業績を引っ張ったのは、やはり「iPhone(アイフォーン)」で、中でも中国での販売台数の伸びが著しい〔AFPBB News

 また純利益は116億2200万ドルで、1年前の59億8700万ドルから94%増加し、こちらも1~3月期としては最高額。この好業績を支えたのは、やはり今や同社の全売上高の6割弱を占めるようになった「アイフォーン(iPhone)」だ。

 同四半期中のアイフォーンの販売台数は3506万台で、1年前の1.9倍(88%増)。こちらも10~12月期の3704万台には届かなかったが、それに次ぐ過去2番目の販売台数となった。

 米ウォールストリート・ジャーナルなどの海外メディアは、爆発的に売れた前四半期の勢いが維持できるか投資家は懸念していたが、今回の決算はそうした不安を払拭したと伝えている。

中国市場、アップル全売上高の20%を占める

 興味深いデータは地域別の売上高だ。決算書によると、1~3月期における米大陸の売上高は131億8200万ドルで1年前から41%増。欧州は88億700万ドルで同46%増。日本は26億4500万ドルで同91%増。そしてアジア太平洋地域は101億5300万ドルと欧州を上回り、伸び率は最も高い114%となっている。