前回は人間、特に女性がどうして浮気性なのかという命題を、男性の体の4つの特徴から証明してみました。その4つとは「精子の特徴」「睾丸の大きさ」「ペニスの形状」および「精子数の調整」です。これに関連して知っておかなければならない男性の身体構造は「精子の生産とその処理」についてです。

男性の身体構造から見る性欲とその処理

 およそ1時間に100万個の精子が睾丸で生産されますが、貯蔵しておけるタンクの量には限りがあるために、若い男性だと数日に最低1度はなんらかの方法で古くなった精子を体外に出してしまわなければなりませんし、特に問題なのは、古くなった精子を出したいという欲求に激しくかられる点です。

 この欲求を「性処理」の欲求と呼ぶことにします。この点、女性の生理的メカニズムとは異なるのですが、「性処理」という厄介な問題を男性は解決しなければならない仕組みになっているのです。

 男性にとって性処理にはどのようなものがあるのかを考えることによって、男性が抱える苦悩について検討します。

 直截的かつ短絡的に言えば、男性から女性への感情移入の多くは、この性欲を処理したいという欲求である場合が多いのですが、「性欲に負けて」しまうと理想の恋愛、理想の結婚とは遠くなってしまいますので、十分に気をつける必要があります。


「性処理」の種類

 まずは「性処理」を正しく理解しましょう。性処理には以下の6つの方法があります。男性はこの6つを適宜組み合わせて処理をしていることになります。

1.恋愛感情に基づいたセックス

 男女間には、恋愛感情に基づいて行うセックスがあることは述べました。これが理想ではあります。快楽を最も大きく得ることができますし、何しろたいへん安価ですので、最も効率的な性処理の仕方です。このセックスはさらに、次の2つに分類することができます。

(1)繁殖行為としての(子供を産むための)セックス
(2)恋愛感情充足のためのセックス

 前者は子供が欲しいと望む男女(通常は夫婦)が行うセックスです。明確な資産増加を目指すものですが、子育てには多大な時間、エネルギー、お金等のコストがかかることから、大きな負債を抱えることになります。