米フォーブスや米ニューヨーク・タイムズなどメディアが、米アマゾン・ドットコムがまもなく米アップルの「アイパッド(iPad)」対抗のタブレット端末を発表すると報じている。
アマゾンは米国東海岸時間9月28日午前10時に、ニューヨークのマンハッタンで記者発表を行う予定で、その旨の招待状をジャーナリストやテクノロジー系ブログメディアなどに送っている。
招待状に詳細は書かれていないものの、かねてメディアなどで様々な観測が流れていたことから、このタイミングでの発表はまず間違いないだろうと伝えている。
スペックは劣るが価格競争力に強み
これに先だって米AOL傘下のテクノロジー系ニュースブログ、テッククランチが、アマゾンの新端末のプロトタイプ(試作機)についてリポートしていた。
テッククランチによると、アマゾンの端末はタッチスクリーンを搭載した7インチ型のカラー液晶を備えており、アイパッドの9.7インチに比べ若干小さい。またデータの保存容量は6ギガバイトと廉価版アイパッドの16ギガバイトより少ない。
スペックはアイパッドに劣るものの、アマゾンの場合、様々なコンテンツを同社のサーバーから提供するクラウドサービスを中心に据えることから、アイパッドのような高機能化は不要。その一方で価格は250ドルとアイパッドの半値に抑えられ、価格競争力の高い製品になる見込みだ。