近年、「婚活」という言葉が流行しています。就職活動と同じく、結婚についても真面目に活動をしないと、目的を達成できないということなのでしょう。それではどうやったら、目的を達成できるのか? 答えは簡単です。
自分の好きな相手に自分を好きにさせればいい
自分が好きな女性に自分を好きにさせて、結婚したい気持ちにさせることです。好きな女性が自分とデートしてくれる、気持ちが高まってキスしてくれる等々を経て、結婚したくなってプロポーズしたらすんなり受け入れてくれるというのが重要です。
しかし、これができないから苦労しているわけですね。
そもそも、自分が気に入った女性に自分を好きにさせることが第1段階にあるわけで、その段階を考えれば、「いかに自分を好きにさせるか?」という男性にとって究極の問題に突き当たります。
つまり、どうやったら、女性にモテるのか? 意中の人に自分を好きにさせることができるのか? 『「婚活」時代』という本を読んでも、どうやったらモテるのか、結婚できるのかは書いてありません。婚活しなければならない時代が到来したということは書いてあります。
というわけで、この連載では、男の恋愛、結婚、浮気(?)の場面で、どうやって相手から気に入られるのか? という処方箋について書いていくことにしています。
男として(あるいは女として)生まれたからには、異性にモテたい、魅力的な人とつき合いたいというのは、極めて自然な欲求です。しかしながら、自然な欲求が思い通りに満たされることは、一部の「勝ち組」の人たちを除いてはほとんどありません。
科学的手法を使って自分がモテるようにする
このシリーズでは、なぜ皆さんが思ったようにモテないのか(失礼! しかし男性のほぼ全員がそう思っています)、その理由と対策を解説していきます。
ここで用いられる科学的分析方法は以下の2つです。
(1)市場経済メカニズムから見た男女関係と恋愛術
(2)進化論的立場に立って先天的・根源的レベルから見た男女関係と恋愛術
「市場経済メカニズム」の見地と「進化政治学」と呼ばれる進化的なものの考え方から解説することにします。市場経済メカニズムや進化論という考え方がどうして恋愛と関係があるの? と疑問に思う方もいらっしゃるかもしれません。両者は大いに関係があります。
と言うより、現代社会においては、一部の何もしなくてもモテて仕方がない人を除き、恋愛市場で勝ち組になるためには、両者の知識は欠かすことができないと言ってもいいほどです。