* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第19回DXフォーラム
基調講演「情報資源の活用と組織変革」

開催日:2023年11月30日(木)
主催:JBpress/Japan Innovation Review

 多くの企業が主要な経営課題としてデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する中、業務効率化において成果を上げた企業が多数を占める一方、新規事業の創出やビジネスモデル変革といった段階は依然として道半ばであるようです。一橋大学大学院 経営管理研究科 教授の西野和美氏は「日本の企業経営のクセが影響を与えている」と話します。

 本講演では、西野氏がさまざまな企業からの聞き取りや研究を基に、DX推進の前段階として日本企業が抱えるクセと、その問題点を指摘。それを克服するために必要な視点と改善ポイントを説いた上で、今や企業の「生き残りの手段」として必須となったDXをうまく実現させるための方策を、企業経営と情報資源の活用の観点から解説します。

【TOPICS】

  • DX化にマイナス影響を与える企業経営の4つのクセとは
  • アナログ・物理データのデジタル化で「形式化」が求められる理由
  • DXによる業務効率化・生産性向上で問われる「リーダーシップ」とは
  • 新たな製品・サービス創出の成否を決定づける「製品開発能力」
  • 顧客起点のビジネスモデル変革を実現する「マネジメント力」の考え方
  • 「企業の生き残りの手段」としてDXで成果を上げるために
  • DXは何から始めるべきか
  • 競争力を左右する情報資源の活用
  • 企業の価値向上につながる情報は4つの「流れ」で考える