* 本コンテンツは以下講演の【講演動画】と【全文採録記事】で構成しています *
第12回 リテールDXフォーラム
特別講演3「コープ(生協)が推進するDX」
開催日:2023年6月28日(水)
主催:JBpress/Japan Innovation Review
2030年ビジョンの第1期(2020~2022年)中期方針の重点課題に「宅配事業のリノベーション」「DX」「ICT中期計画」を掲げた生活協同組合(生協)。生協がDXに取り組むのは、人生100年時代を見据えた時に抱いた危機感と、デジタル社会に変わっていく時に「生協はどう変わっていくのか」を考えた結果でした。
しかし、「いきなりDXと言われても、何から始めたらいいか分からない」。そこで出てきたのが「だんだんトランスフォーメーション」という考え方です。組織を変えていくのは簡単ではないけれど、「行動や体験を経て、マインドも変わってくる」と、日本生協連事業企画・デジタル推進本部の炭谷昇氏は話します。
第1期でAIによる「利用予測レコメンド」や「配布カタログ最適化」など、新たな取り組みを実現してきた生協。その狙いと、3年間を振り返って次にめざす、「生涯にわたる心ゆたかなくらし」を支える事業づくりの戦略を語ります。
【TOPICS】
- 「生協」は「組合員」が主役となり協同で運営・利用する「協同組合」の1つ
- 生協の2030年ビジョン「つながる力で未来をつくる」と5つの柱
- なぜコープがDXか? 問題意識とDXにおける3つの重点課題
- 「あたらしいくらし」の実現を目指す生協の3つのコンセプト
- 生協のDXの取り組み(1)まずはコミュニケーションのデジタル化
- 生協のDXの取り組み(2)マイクロサービスの開発から着手
- 生協のDXの取り組み(3)DXへの理解醸成
- 3つのコンセプト実現に向けたサービス、プロダクト事例
- (まとめ)「だんだんトランスフォーメーション」で、一歩ずつ進もう