※本動画コンテンツは、2022年2月17日に開催されたJBpress主催「第3回 公共DXフォーラム」の特別講演Ⅰ「仙台市のDXへの取組み~デジタルでもっとワクワクする“新たな杜の都”へ~」の内容を再掲載したものです。

 デジタル社会の実現に向け、地方自治体のDXも急務であり、各地で取り組みが進む中、仙台市は東日本大震災の経験と教訓を踏まえた独自のDXが進行しています。2021年6月には「仙台市デジタル・トランスフォーメーション(DX)推進計画」として発表し、計画の実施を内外に発信しました。

 その内容は防災や環境配慮にとどまらず、人口減少・少子高齢化による将来の人手不足への対応策や、市民サービスの質の向上などにも言及、市民の暮らし全般に関わるものになっています。

 実際の施策も意欲的。先行的な取り組みとして「デジタル化ファストチャレンジ」と銘打ち、「窓口手続きのデジタル化」「デジタルでつながる市役所」「デジタル化で市役所業務の改善」に取り組みました。押印の原則廃止、キャッシュレス決済や証明書等のスマートフォン申請、工事の現場確認のウェブ化、子育てのオンライン相談など、具体策も矢継ぎ早に打ち出しています。

 市役所内部の改革も例外ではありません。ウェブ会議システムで打ち合わせの効率化や、RPA、AIなどのICT活用で職員の業務改善も推し進めています。

 こうして、「まちのデジタル化」「行政のデジタル化」を同時並行的に進めながら、最終的な在りたい姿として同市が2021年6月に掲げたのが「:D-Sendai デジタルでみんなワクワクスマートシティ」です。

 本動画では、こうした一連の仙台市のDXを最前線でリードする郡和子市長が登壇。さらにその先に控えている意欲的な施策にも言及し、国内外に公共セクターDXのベストプラクティスを披露するものとなっています。