建設業の未来に向けた一手。国交省・森下参事官が解説するのは、現場の自動化と省人化を加速させる「i-Construction 2.0」。ICT施工の進化を軸に、インフラ整備のあり方そのものを見直す国家レベルの動きがいま、静かに進行している。
講師よりメッセージ
国土交通省が進めるインフラ分野のDX(デジタル・トランスフォーメーション)の全体的な取り組みと、特に令和6年4月に公表した将来的な生産年齢人口の減少に対応するために施工のオートメーション化・データ連携のオートメーション化・施工管理のオートメーション化を3本の柱とする建設現場のオートメーション化により省人化をめざす「i-Construction2.0」を中心に、最新の実施状況や今後の見通しなどを交えつつ紹介します。
【TOPICS】
- インフラ分野DXの3本柱と「i-Construction2.0」の位置づけ
- 建設現場のオートメーション化による省人化の推進
- ドローン測量とICT建機により進化した初期フェーズの成果
- 建設機械の稼働データを活用したICT施工ステージ2の展開
- 遠隔施工技術による地域制約の解消と効率化の加速
- 自動施工技術の安全ルール整備と現場実装に向けた取組
- BIM/CIMによるデータ連携の自動化と積算業務の高度化
- 現場管理のリモート化を支える新たな技術導入と基準整備
- 2040年に向けた生産年齢人口2割減への対抗戦略としての省人化
- 老朽インフラ・災害対応への対応力強化とインフラ維持の持続性確保










