※本動画コンテンツは、2021年12月6日に開催されたJBpress主催「第3回 Marketing & Sales Innovation Forum」の特別講演Ⅳ「実践的戦略マーケティング〜これからの生き残る機動的組織の構造〜」の内容を再掲載したものです。

 現代のビジネス社会では、企業がその存在意義や社会的正当性を示すことが課題となっており、「パーパス(目的・使命)」、未来を創り出す「ビジョン」、社会に提供する「バリュー」が重要視されています。本動画では、株式会社グリッドCEO・株式会社吉野家CMOである田中安人氏がこの問題意識をベースに、現代の組織づくりにおいて重要な構造上のポイント、リーダーに今求められる役割、企業がDXで陥りやすい点、本当に果たさねばならないことなどを、明快に解説していきます。

 冒頭、同氏はミッション・ビジョン・バリューの概念をもとに、現代社会において企業がどうあるべきかを議論。続いてグリッドが電通ビジネスデザインスクエアと共同で開発したという企業分析の枠組み「9ボックス」や、ハーバードビジネススクール名誉教授のジョン・コッターによる「変革の8段階のプロセス」などを活用し、組織づくり論・組織変革論を展開します。さらに同氏は、早稲田大学大学院の入山章栄教授の理論などを用いながら、日本のDXを妨げている、企業における組織の構造上の問題を指摘していきます。

 9連覇を成し遂げたスポーツチームの組織論に関する書籍を企画・編集したこともあるという同氏が、アカデミックな理論をふんだんに盛り込みつつ、時にビジネスをスポーツなどにたとえながら、現代の企業の組織づくりとDXのポイント、目指すべき方向性を、理論的かつ平易に語ります。