「私はあと数年でいなくなるから」に続く言葉はなにか
「私は5年後にはこの会社にいないから」の次に続く言葉がすごく大事だと思う。「私もこの会社で過ごすのは残り少ないから、このタネが育って花を咲かせ、実を成らせるのは見届けられないかもしれない。でもこの会社にいる限りはタネ蒔きも水やりも真剣にやろうと思う。退職後、これが成功したことが伝わってくることを信じている」。このようなことが感じとれるメッセージが大切なのではないだろうか。
多くの歴史ある大事業も最初は小さなスタートだったはずである。もちろん、最終的に狙いたいのは大型事業なのだろうが、その最初となるかもしれない"小粒"をバカにしてはいけない。R&Dのトップマネジメントは、タネを大事にし、小さな芽を大事にする、そのことを最後の最後までメッセージとして発し、コミュニケーションし続けること、その姿勢が重要だとつくづく思う。
コンサルタント 塚松一也 (つかまつ かずや)
R&Dコンサルティング事業本部
シニア・コンサルタント
全日本能率連盟認定マスター・マネジメント・コンサルタント
イノベーションの支援、ナレッジマネジメント、プロジェクトマネジメントなどの改善を支援。変えることに本気なクライアントのセコンドとしてじっくりと変革を促すコンサルティングスタイル。
ていねいな説明、わかりやすい資料をこころがけている。
幅広い業界での支援実績多数。